遊戯王第11期の方針について考える。遊戯王はどこへ向かうのか??

遊戯王

11期からの遊戯王は今までにない雰囲気を感じる。
なんというか、子供向け展開をあきらめて、
既存客への売り込みにシフトしている感じ。

そのおかげもあって、様々なテーマが強化され、
カードにお金を掛けられる層からの指示は今まで以上に大きいように感じる。

的確で面白い強化カードや、今までにない新規テーマ、
OCG化を待ち望まれていたテーマの完全再現など、
最近の遊戯王は、私たちユーザーの需要を的確に満たし続けている。

一方で、アニメではOCGを題材にするのをやめて、
ラッシュデュエルという新たなTCGを発明、そちらにシフトしている。

アニメを見て、OCGをやろう、っていう層はこれからどんどん少なくなるだろう。

もしも、ラッシュデュエルが普及したとしたら、
ちょうど、MTGにおけるデュエルマスターズのような立ち位置になるはず。

そうなると、今の遊戯王OCGは
『古くからあるカードゲームだけど、高いしルールも難しそうだよね~』
っていう位置付けになる可能性がある。

別にそれがダメとかではないが、
最近の遊戯王の動きを見ていると、そんな空気を感じてしまう。

そんなこんなで、私個人的に、
これからの遊戯王がどうなるのかを分析したいと思います。

今までの遊戯王

皆さんもご存知の通り、遊戯王の原作は漫画である。
週刊少年ジャンプで連載、カードゲーム路線に切り替えてからは、人気が爆発。
アニメ放送とカード化によって、国民的カードゲームにまで上り詰めた。

カードゲーム=遊戯王は、日本人なら誰し持っている共通認識だと思う。
知っているカードゲームの名前を一つ答えろ!と
その辺の人に質問したら、まあだいたい、遊戯王!って答えるはず。

もちろん、現在は面白いカードゲームもたくさんあるが、
その火付け役となったのは、間違いなく遊戯王だろう。

TCGをここまで普及させたのは遊戯王の功績が非常に大きいと思う。

私は1992年生まれだが、この辺りの世代(今は30代前後)なら、
遊戯王カードを買ったことぐらいはあるっていう人も多いだろう。
男の子なら、もしかしたら9割ぐらいそうかもしれない。

そのぐらい当時は人気があった(もちろん、今もだが)。

その人気を支えていたのは、やはりアニメだと思う。
遊戯や海馬など、魅力的な登場人物と、カードゲームで命を懸けるという
シリアスさと馬鹿馬鹿しさが絶妙に全国の子供たちの心を掴んでいた。

私もその一人。
やっぱり、主要キャラが使ったカードがパックから出てくると嬉しいし、
そのキャラになりきって遊ぶことができた。

初代以降も、GXや5D’s、ゼアルにARC-V、Vrainsと、
遊戯王は常にアニメとともに展開されてきたカードゲームだ。
世代ごとに、主人公たちに憧れて遊戯王を手にした子供たちは多いだろう。

そのアニメが、11期では完全にOCGからは切り離されている。

遊戯王古参にとっては、これまでにない状況だ。
それだけに、もしやサービス終了か?といった不安を持つユーザーも多いのでは?

遊戯王第11期の狙い

アニメ遊戯王セブンスの話は置いておいて、
11期の遊戯王OCGの動向を見ていきたいな、と思う。

まず、これまでと大きく違うのは、
『アニメテーマがレギュラーパックに存在しない』ことだ。

これは、良くも悪くもあるが、
まず、アニメを見た子供たちの新規参入が難しい点が一つ。
(そもそもアニメでOCGやってないから当たり前だが)
自分たちが子供の頃を思い出して欲しい。

やはり、アニメの活躍を見て『ブルーアイズが欲しい!』とか『HERO使いたい!』
とおもってカードショップでパックを買っていたはずだ。

そんな子供たちの参入をある意味断ち切ってしまっている現状。
もちろん、彼らはラッシュデュエルを買いに走るはずだが、
では、OCGの新規顧客はどうなるのだろう。
引き込む動線がなくなっているように思う。

しかし、アニメテーマがないことで利点もある。
アニメテーマは、毎回多くの新規をもらっているが、その多くは、あまり強くない。

ありがちな、テーマの初めに出たモンスターが強くて後続は使われないという、
BFのようなパターンが非常に多く、アニメ枠については賛否あった。

11期では、そのアニメ枠を既存テーマの強化に充てている。
ガイアや聖騎士、幻影騎士団にRRなど、
今後もたくさんの既存テーマが強化されるだろう。

既存テーマが強化されると、当然そのテーマを長年使ってきたファンは
パックをたくさん買うだろうし、もしかしたら復帰する人も増えるかもしれない。
リンク召喚騒動で引退したユーザーを引き戻す狙いもあるのかと勘ぐってしまう。

このように、アニメを切り離したことで、
既存テーマの強化に思う存分力を避けることになった遊戯王。

それを利用してか、すべてのテーマの力を引き上げたい、
というコナミさんの狙いが見える気がする

幻影騎士団新規にしても、
あくまで闇属性エクシーズデッキなら汎用的に使える強化だ。
焔聖騎士についても、装備魔法を使用するテーマなら、
組み込めば強力な武器になるギミックが豊富に仕込んである。

こんな感じで、今まで産廃と言われたテーマたちごと、救済するつもりなのかなと。

11期の汎用性の高いコンボを基盤に、
DTのダメダメテーマも回るようになりますよ~、みたいな。

後は、カードゲームとしてのバランスを一層意識し始めていますね。
(別に今までが意識してない、と言いたいわけではなくて)

禁じられた一滴や三戦の才など、これまでにはなかった
メタカードを作るようになりました。

これらは、
これまで遊戯王における『クソゲー』要素を打ち砕く可能性を秘めたカードたち。

ただ、手札誘発を投げて、制圧布陣を立てれば一安心、
という今までから(もちろん逆転されることはたくさんあるが)、
どのデッキ相手でも、油断できないぜ!っていう環境を作るつもりかもしれない。

余談だが、私はポケモンカードもやっていて、
あちらは、いかに環境デッキといえど弱点というシステム上、
変なネタデッキに負けることも結構ある。

遊戯王も、そこまで極端ではないかもしれないが、
そんな『どのデッキも、どんな状況でもワンチャンあるよ!』っていう
カードゲームにシフトしていきたいのかもしれない。

今後、遊戯王に新規層は入ってくるのか?

これは、正直今は厳しそうである。

理由は、レギュラーパックが既存テーマの強化に重きを置き始めている以上、
既存テーマのカードを持っていない初心者が入りにくくなっているからだ。

もちろん、ストラクチャーデッキもあるが、
あれは3箱買う前提。
誰かアドバイスしてくれる経験者がいないと、良いスタートが切れない。

完成度の高い構築済みデッキのあるデュエマや
安価なデッキを売るポケカに比べると、遊戯王はとっかかりが難しい。

その分、遊戯王を理解できればかなり安価でデッキを組めるのだが。

ただ、初心者を引き込む動線をコナミさんはあえてなくしたように見受けられる。

先ほどのような、初心者向けのグッズは遊戯王にはないものの、
アニメからの参入は非常に大きいものだったと思う。
それはほかのカードゲームにはない、強力な武器だった。
(もちろん、他のゲームでもアニメはやっているが遊戯王ほどの知名度はない)

それらを切り捨て、レギュラーパックでは既存カードの強化。
ストラクチャーデッキもRシリーズなど過去のリメイクが多く、
ある意味『身内ネタ』で盛り上がっている現状。

10年以上遊戯王をプレイしている私にとっては、
今の遊戯王は非常に楽しいのだが、外から見ると、閉塞感があるのでは?と思う。

社会人になり視野が広がり、
色んな趣味をやってきたからこそ、今の遊戯王の閉じた感じが残念だ。

インフレ抑制と禁止カードのエラッタ

毎度毎度言われてはいるが、最近の遊戯王は
インフレを抑えていっているような気がする。

ヌメロンが強いとか教導ヤバいとか言われているが、
まあ、そんなもんじゃね?と私は思う。

安定感があるだけで、既存テーマで戦っていても十分何とかなる。
爆発力で言えば、まだまだ上がいくらでもいる。

安定感の向上がインフレと言われればそれまでだが、
今までの遊戯王を振り返ると、インフレ=展開力であることは否めない。

沢山展開して、相手に何もさせずに勝つ!というゲームから、
そこそこの布陣を立てて、相手を消費させ、
次のターンでも同じ動きを安定して行う、といった方向に動いていると感じる。
(この流れは10期中盤から始まってはいるが)

したがって、圧倒的な制圧やワンキルは、徐々に淘汰されている気がする。
手札誘発などの汎用妨害が増えたせいだろう。
リカバリーが難しい豪快な120点を取るデッキよりも、
きっちり堅実にいつも80点を取るデッキの方が良しとされてきている。

そうなると、派手で理不尽な展開が一見すると少なくなり、
環境で見るとインフレが抑えられているように感じると思う。
(実際はどうか知らないが、EMemのようなことにはならないと思う)

後は、禁止カードの見直しや解放だ。
インフレ抑制とは逆に思えるが、
今では禁止にはふさわしくないカードもたくさんいる。

初期の単体で強い連中がそうだ。
そいつらこそ、さっさとエラッタして解放してやるべきである。

そして、実際にそうなってきている。
サンダーボルトなど、一生帰ってこないと思っていたカードが解除され、
マキュラですらエラッタして生還している。

そもそも、サンダーボルトなどは採用しないデッキも多く、
今ではサーチもできない単体カードを入れる意味が薄くなってきている。

マキュラなどのエラッタ組に至っては、
何かと別な事情がない限りは、トーナメントレベルで採用されることは少ない。

私としては、禁止カードは公式のミスで生まれるものだと持っている。
公式もそう思っているのか、昨今の改定は
なるべく規制を解除する動きになっているように思う。

その流れで行くと、11期中には結構な禁止カードが、
エラッタ込みで解除されるのではないかと思っている。

それは、ある意味カードプールの広がりを意味する。
エラッタとなれば、自然と再録機会も得られるしね。

遊戯王は11期で終わり?それともMTG化するのか?

あまり考えたくはないが、遊戯王は11期で終わる可能性もあると思う。

アニメとも切り離され、ラッシュデュエルというゲームも出てきた。
もちろん、まだまだ展開の余地はあるだろうが、
やはりアニメがないというのは大きな不安材料だ。

遊戯王自体は、カードゲームとしては
最速のスピードだと思うし、やれることやカードプールも最も広いと思う。

ある意味完成されているように感じる。
既存テーマを強化しきったら、はい終了!となっても不思議ではない。

そりゃ、企業的にはこれだけの売れ筋商品を
手放すなんて考えにくいが、ラッシュデュエルが当たればそれも現実的になるだろう

かなり可能性は低い話だが、終焉も見えてきたかな、と感じる今日この頃。

もう一つは遊戯王がMTG化するという話。

ここでいうMTG化は決して悪い意味ではなく、冒頭で言ったように、
デュエルマスターズにおけるMTGのような位置に収まるという意味である。
ラッシュデュエルとデュエルマスターズの立ち位置がかぶって見えるからだ。

MTG化すると、どうなるのか?

本当に、MTGのようなポジションになると、
どうしてもラッシュデュエルと比較されるでしょう。

現状は、ラッシュデュエルの方がルールも明快でテキストも読みやすい。
対して遊戯王OCGは難しいや複雑、といった印象になるのではないでしょうか。

それに伴い、大人のTCGみたいな印象が付きそう。
すると、子供たちは入ってきにくくなる。
子供たちが入ってこないということは、売り上げは下がっていく。

ほそぼそと、ラッシュデュエルの陰でやっていく、見たいになりかねない。

いや、別にそうなったらそれで私は何も思わないけど。

とは言え、ラッシュデュエル次第では、
徐々にそちらが主役にシフトしていきそうな気配もありますね。

遊戯王は遊戯王はどこへ向かうのか??:まとめ

なんかネガティブな内容でしたが、私自身は遊戯王大好きです。

既存テーマの強化路線も、デッキ構築の幅が広がって、
デュエルがめちゃめちゃ楽しいものになっていますし。

ただ、こうして自分の意見を整理して、
ちょっと客観的に見たときに、不安材料多いなとは思いました。

私の子供世代にとって、遊戯王が身近な存在であるように、
これからも末永くサービスを展開していってほしいですね。

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