一時期は『遊戯王はクソゲー』とか『バランス崩壊w』とか
言われることも多かったですが、最近はそんな意見もなくなりましたね!
ゲームバランスについても、
手札誘発が充実したおかげで色んなデッキにチャンスがある印象です。
ただ、手札誘発って本来、相手の展開を未然に止めるものですから
後から引いても意味がないですね。
だからなのか、最近では『制圧布陣を突破するカード』が
たくさん登場していますよね~。
≪ライトニング・ストーム≫や≪原始生命態ニビル≫、
≪ダイナレスラー・パンクラトプス≫などなど。
こうした『捲りカード』の登場で、面白くなったなーって印象です。
そんな中、ちょっと変わった『捲りカード』がRISE OF THE DUELISTで登場!
それが≪三戦の才≫です!
目次
≪三戦の才≫って強いの?
≪三戦の才≫って?

≪三戦の才≫
通常魔法 このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。 (1):このターンの自分メインフェイズに相手がモンスターの効果を発動している場合、 以下の効果から1つを選択して発動できる。 ●自分はデッキから2枚ドローする。 ●相手フィールドのモンスター1体を選び、エンドフェイズまでコントロールを得る。 ●相手の手札を確認し、その中からカード1枚を選んでデッキに戻す。
効果は、往年の禁止カードである
《強欲な壺》と《心変わり》と《強引な番兵》の効果を併せ持ってます。
どれも強力な効果で、発動できれば一気に状況を変えられそう。
ちなみに条件は、『自分メインフェイズに相手がモンスター効果を使った時』
となってます。最近の遊戯王では結構簡単に条件を満たしてきそうですね。
手札誘発組はもちろん、≪超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ≫や
≪ヴァレルロード・S・ドラゴン≫など、妨害系のモンスターがいれば
ほぼ100%発動できるでしょう!
他にも挙げればきりはありません。
とにかく、発動機会は多いのではないかなと思います!
実際どうなの?
実際に、こいつを発動した場合のケースを考えてみましょうか。
ケース1:制圧布陣に対抗する場合
まず、前提として初動を止められてるので、きつい状況だと言えます!
つまり、そのままターンを返すと負ける可能性が高い状況。
その状況では、ハンデス効果を使ってる場合じゃないですよね。
ってことで、リカバリーのための2ドローもしくは
逆転用にコントロール奪取を使っていくことになるはず。
2ドローは、正直博打要素が多すぎて微妙かなと。
ドローして展開札を引ければよいですけど、引けなきゃ終わり。
ほんとにどうしようもない状況で使うことになりそう。
コントロール奪取は、なかなか頼もしい。
≪超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ≫をもらえば、破壊効果を使える!
クソ強いっすね!!
リンクモンスターを奪えば、≪リンクロス≫に使えたりもする。
やっぱり、制圧布陣を壊すにはコントロール奪取が効果的な気がします。
ケース2:先行展開を妨害された場合
先攻で回してる最中に、手札誘発の妨害を受けた!
って場合はどうでしょうね。
先攻なので相手にモンスターがいるケースは少ないでしょうし、
コントロール奪取はまず使わないでしょう。
となると、2ドローorハンデスの2択!
個人的にはハンデスをおススメします!
何故なら、相手は手札誘発を使ったので手札は4枚。(増殖するGを除く)
後攻ドローで5枚という状況。
だったら、手札のキーカードを奪えるハンデスがベスト!
決まれば、相手は後攻なのに手札4枚スタートという厳しい状況。
しかも、キーカードを奪われているので展開もしにくい!
ってな状況を作れる!強い!
一方2ドローはどんな感じでしょうかね。
ちょっと考えてみましょう。
2ドローは間違いなく強いです!
ただ、問題は『リカバリーができるのか?』です。
これはもう、デッキごとに違うので何とも言えないっす(暴論)
一個いえるのは、召喚権を使わないで展開できるデッキは2ドローのが良いと思う。
そういうデッキって、引いたものすぐ使えるってことだし。
引いた分力になるって考えると、2ドロー行っちゃいましょう!
ケース3:中盤に発動できる場合(自分に余裕がある場合)
次は中盤に打てる機会が来たときのお話。
これは、正直ある程度経験のある決闘者なら正確な回答を出せると思う。
ここでいう中盤ってのは、お互い展開しきってそれなりにモンスターを
殴り合わせている状況のこと。
これは、個人的にはハンデス一択かなあと。
もちろん、盤面処理が追いつかないってのならコントロール奪取でもよいけども。
ただのハンデスじゃなくて、
確認してのハンデスなので、確実に相手を追いつめられるし。
とまあ、ケース別に個人的な使い方をまとめましたけど、
こうしてみると、2ドローって意外と使えないなあって印象。
やっぱり、相手依存のドローはちょっと使いにくいぞ。
自分の好きな時に使えてこそ強さを発揮する。それがドローなのかもしれん。
半面、ハンデスの優秀さが目立つ。
一方で盤面干渉できないので、デッキタイプを選ぶか。
コントロール奪取は強いけど、これなら≪精神操作≫でOKって感じ。
うーん、難しいね。
結論
≪三戦の才≫は便利なカード!って印象。
おいおい、ファジーな表現で逃げるなよ!って言われそうだけども。
最初、効果を見たときは『こりゃつえーカードだ~』って思ったけど、
冷静に評価していくと、割と『こんなもんか』ってなっちゃった。
どれも強い効果だけど、それは発動条件がないからこその強さ。
条件が付くと途端にいまいちなカードに。
発動できれば、状況をひっくり返せる!ってポテンシャルはあるけど
相手に依存しすぎるのが何とも。
≪原始生命態ニビル≫くらい、相手の計画を壊せればよいけど、そこまでではない。
手札誘発の対抗札として入れるのであれば、
≪墓穴の指名者≫や≪抹殺の指名者≫を使うほうが良い。
制圧布陣突破したいなら、壊獣とかを使うほうが強い。
というなんとも言い難いカード。
≪三戦の才≫を活用できるデッキは?
酷評した私が言うのもあれですが、強いですよ!こいつ!
投入するデッキを間違わなければ絶対強いです。
なので、相性の良いデッキを考えてみます!
≪三戦の才≫と相性の良いデッキ
閃刀姫
まずは、誰でも思いつくはこのテーマでは?
閃刀姫は性質上魔法カードを多めにしないといけません。
が、最近規制も厳しく、採用価値のある魔法カードも減っていて枠が
余りがちです。その枠に自然と入るのはこいつしかないでしょう!
閃刀姫自体は、ぐるぐる展開するタイプじゃないので、
≪三戦の才≫の2ドロー効果で、妨害カードを引き込める可能性が上がります。
コントロール奪取も打点の低い閃刀姫にはありがたい効果。
ハンデスは言わずもがな。
閃刀姫は対応力が高いので、相手の手札を見て、今の自分の手札でカバーできない
カードを抜いてしまえば決闘を有利に進めることができるでしょう。
個人的には一番うまく≪三戦の才≫を使えるデッキと思います。
真竜皇
真竜皇も閃刀姫と同じ理由で相性が良いと考えてます。
まず、真竜皇モンスターは自身の共通効果でリカバリーが容易であること。
過剰展開がないので、手札誘発で機能停止するケースが少ないこと。
以上から、≪三戦の才≫を余裕をもって使えるでしょう。
特に、ハンデスはコントロール型デッキの真竜皇とはかみ合うはず。
ただ、真竜皇は共通効果が相手ターンに発動しやすいので、
相手の≪三戦の才≫を発動させやすいのには注意!!
まとめ
最近話題の≪三戦の才≫について思案してみましたがいかがでしょうか。
今は、大会も少なく環境が固まってないのでこいつが強いか
いまいちわからないですよね。
個人的には活躍してほしいのですが、よくよく考えると難しそうなのが本音。
ただ、こうしたカードがたくさん出るのは面白いですよね。
手札誘発系のカードも、≪増殖するG≫や≪灰流うらら≫固定じゃなくて、
デッキタイプごとに採用するカードが変われば面白いですよね!
今後の遊戯王にすごく期待できる面白いカードだと思いましたし、
こういうカード、どんどん出てきてほしいなあって思いました。
それはそうと、往年の禁止カードの効果を
『あんまり強くない』って言っちゃう自分に笑っちゃいました。
これが時の流れというやつですかね。
確かに、かつての禁止カードも緩和されても使われてない物も多いですし、
≪三戦の才≫みたいな禁止カードオマージュが来ると、
過去の禁止カードもどんどん緩和されてきそうですね!
にしても、コナミさん、最近は絶妙なカードを作られてますね~。
禁止カードの効果を持ちながら、産廃ではなく使えると強い!レベルにしてくるとは
今年の遊戯王、面白くなりそう!
そんな期待を持てるカードでした!ばいばい!
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