遊戯王のインフレは良いインフレ??インフレ=悪ではない

遊戯王

次回デュエプレの新弾が出るにあたって、インフレ度合いが話題になっています。

デュエプレは1年前に比べると、加速度的にカードパワーが高くなり、
今では7ターンくらいで決着するくらいの速度。

ポケモンカードもそうですね。

あちらは、できることは同じだけど、
着実に数値がインフレしています。

緩やかなので気が付きにくいですが、
今の剣盾シリーズ初期のポケモンは、ザシアンくらいしか戦えていません(笑)。

そんなTCGを語る上で避けては通れない”インフレ”。

遊戯王でも例外ではないですが、
私個人としては、ここ最近のインフレはとても良いものだと感じます。

それはなぜか?

あくまで個人的な感想ですが、
ご興味あればお付き合いくださいな。

遊戯王のインフレの歴史をざっくり振り返る

※私の浅い知識なので、時系列の間違いがあるかもですが、先に誤っておきます!

エクゾディア&魔法の時代から効果モンスター時代へ

初期のテーマも何もない状態から、台頭したのは、
エクゾディアデッキだと聞いています。

クリッターや黒き森のウィッチ、強欲な壺に天使の施しをたくさん積み、
エクゾディアをそろえるだけのゲーム(笑)。

手札誘発もないので、先攻ゲーですね(笑)。

そこから、禁止制限で環境が整い、
カオスを主軸とした強力なデッキが誕生。

単調なゲームだった遊戯王に、
効果モンスターを使ってアドバンテージを取る、という概念が生まれ、
色んなカード間のコンビネーションを軸にデッキを構築できるようになりました。

この黎明期~初代のアニメ終了あたりまででは、
モンスターのインフレが起きましたね。

ブルーアイズと開闢を比較すると明らかですね。

現在では、通常モンスター=弱い、ではないですが、
サポートが乏しい当時は、ほぼ下位互換。

開闢が絶対的なのは疑いの余地がないですよね。

ステータスが同じで、特殊召喚しやすく、除去や2回攻撃持ち。

このようなカードたちの登場は、それまでの通常モンスターを過去のものにしました。

エクストラデッキの活用とテーマの登場

アニメ遊戯王GXが始まり、
主人公が使うHEROなど、今にまで続く”テーマデッキ”が登場しました。

アニメ的にも、各キャラクターの個性に合わせたデッキを作れる点で、
演出面でも素晴らし影響があったと思います。

当然、OCGでもその影響は大きかったですね。

HEROはこの時代はさほど強くはなかったですが、
台頭したのはサイバードラゴン。

当時は、攻撃力1900ラインが下級モンスターの基準。

超えてはならないラインでしたが、
ご存じサイバードラゴンは、後攻時には2100と大きく上回ってきます。

これは当時のプレイヤーには衝撃でした。

また、カオスの時代は続いていて、
光属性であるサイバードラゴンは、さらなるカオス1強時代を気づきました。

その後は、カオスが規制され、
帝を中心としたデッキタイプが台頭。

そんな中で、増えたエクストラデッキを活用した、
射出デッキや未来オーバーなども登場。

効果モンスターだけでなく、エクストラにも新時代を見ました。

シンクロの登場とデュエルの高速化

ここからはガシガシ行きます。

新たにシンクロモンスターとチューナーが登場。

これによってデュエルは今までになく高速化します。

連続特殊召喚から、強力なシンクロモンスターをどんどん出すデッキが強く、
とりわけジャンドやBFは無類の強さを誇りました。

ただ、シンクロだけではありません。

独特なテーマデッキの剣闘獣、メインデッキが強力なライトロード、
堅実なアドを稼ぐカエル帝など、いろんなデッキタイプが登場。

シンクロとせめぎあいながら、
アニメのモーメントがごとく、デュエルが高速化していきます。

また、GXで登場したテーマの概念は、引き続き続投。

強力なデッキ=テーマという図式ですね。

シンクロの影響で、トークンを生み出すだけのカードにも日の目が。

それまでは生贄程度しか認識されていなかったトークンの重要性が光ります。

エクシーズの登場と大制圧時代の先触れ

ホープをはじめとした同じレベルのモンスターを重ねるエクシーズモンスターが登場。

当時、エクシーズにトークンが使えるか?
でカードのシングル相場がかなり不安定でした(笑)。

ただ、登場当時のエクシーズは貧弱で、
代行天使におけるダイガスタフェニックスやガチガチガンテツくらいしか使われていませんでした。

が、そんな状況も少しづつ変わってきます。

先ほど代行天使が出てきましたが、
このエクシーズ登場あたりから、ストラクチャーデッキが環境に入ることが多くなります。

強力なストラクチャーデッキは初心者の強い味方でした。

そして本格的にエクシーズが台頭したのが、
インゼクターの登場以降ですね。

彼らの展開しながら除去していくという流れは、
手札誘発のない当時は、ほかのデッキはなすすべがありませんでした。

また、シンクロデッキも頑張ってはいたものの、
チューナーと非チューナーをそろえるシステム上、
エクシーズデッキに比べ事故が多く、分が悪かったです(とは言え、十分強力でしたが)。

インゼクターの登場以降、水精鱗、炎星、アーティファクト、銀河、
ヴェルズやセイクリッドと強力なテーマが続々登場。

しかし、やはりこの時代を代表するのは、
魔導と征竜でしょう。

この2デッキ、圧倒的なアドバンテージ獲得能力で、
どんな状況からも勝ちを狙えました。

ほかのデッキの対抗手段は少なく、
モンスターによる抵抗をあきらめ、強力な魔法罠を駆使した低速な環境に移行していきます。

少しづつ、環境が遅くなり、
征竜や魔導が規制により弱体化していった結果、
・・・征竜だけが残りました(笑)。

そんな環境に嫌気がさし引退したプレイヤーも多かったですね。

しかし、これはこの後に訪れる地獄に比べれば、
生ぬるいといって差し支えない環境でした(笑)。

ペンデュラムの登場とあらゆる召喚方法の底上げ

アークファイブでは、低速環境が一転、
超高速で制圧布陣を引くゲームになります。

このあたりから、現代遊戯王の基盤ができます。

それまで、何かにつけてタイミングを逃していた効果が、
なぜか9基の新テーマたちはタイミングを逃さない。

これにより、今までにないアドバンテージ獲得能力を持つデッキが爆発的に増えました。

禁断のデッキ融合、シャドール。

墓地からエクストラをリリースして出てくるコスプレ集団、影霊衣。

それまでのエクシーズデッキが亀に思える、テラナイト。

なぜかモンスターが増え続けるシンクロ集団、竜星。

ゼアル期のデフレがうそのように、強カードが乱発。

当時大学生だった砂原は、友人にこういいました。
『今はシャドールとか強えぇけど、そのうちデッキ全部ペンデュラムでいいや、って環境来るよ』

自分でも恐ろしいくらいの予言は、
私が引退したのちに的中します(笑)。

そう、emEMの登場。

それまで、遅延目的で使われていたショックルーラーが、
最強の制圧カードに。

初動札実に20枚以上なデッキだったために、事故など皆無。

手札誘発がないため、先攻を取った方が勝ち。

そんな環境だったと聞いています。

まあ、さすがにコナミも重く受け止めて、
即禁止の制裁を加え、『普通に強い』セフィラを環境に据えて9期を終え・・・ませんでした。

十二獣の登場!
ルール無視のエクシーズはダメですって!

そしてなんと、

真竜と灰流うららの登場!

登場が10年早いといわれた真竜と、
登場が2年遅いといわれた灰流うらら。

両者の登場で、環境は・・・真竜と十二獣の一騎打ち!

ではなく、十二獣真竜という意味わからんデッキが誕生。

こうして9期は遊戯王を破壊し続けました。

このころを刺して、遊戯王は終わった、と言っていた人が多いように感じます。

確かに、この時期のインフレは『悪いインフレでした』。

リンク登場による引退者の続出と、今にまで続く『良きインフレ』の兆し

10期入ってから、リンクシステムが登場。

シンクロの完全上位互換のようなシステムでしたが、
それ以上に、EXゾーンorリンク先にしかEXからモンスターを出せない新ルールがまずかった。

このせいで、登場間もないコズミックブレイザーや、
ズァークデッキが死亡。

環境ではなく、ルールに殺されるのはかわいそうというほかない。

何はともあれ、多くのデッキのコンセプトが終わった。

それまで大量展開が売りだったペンデュラムは、
エレクトラム登場まで完全に沈黙。

シンクロはハリファイバーで持ち直したが、
エクシーズは十二獣(ドランシア)が強い、程度で終始死んでいた。

そして、環境トップは、新ルールを使わなくてよい
真竜が強いという身もふたもない結果に。

ここから、リンク召喚をインフレさせ、
高速環境を展開していく。

一時は罠カードも採用されていたが、
テーマ内罠くらいしか使われなくなり、汎用カードは死滅。

テーマ内のシナジーを重視した、デザイナーズデッキ全盛の流れに。

これは、今でも続いていますね。

そして、極まりまくって数々の禁止カードを生み出し、
かつての禁止カードを緩和しながら、遊戯王はなんとアニメが終了という、
前代未聞の事態に。

これにより、OCGのアニメ展開は終わってしまいました。

が、これは結果的に吉となったようですね。

11期、『良きインフレ』の始まり

さあ、ようやく私が語りたかった本題。

正直、10期までで遊戯王というゲームはインフレし切ったと感じます。

これ以上は想像できないですね(笑)。

展開も妨害も、かなり充実しているので、
いくらでも展開できるけど、いくらでも止めるカードがある状況。

無限と無現が合わさり、打ち消しあうのです(笑)。

では、11期の遊戯王はというと、
既存テーマの強化に終始していますね。

それも、特定のテーマではなく、
例えば闇属性エクシーズテーマ、とか、
風属性テーマ全般、とか、エクストラを使わないテーマ全般、とか、
獣族・獣戦士族・鳥獣族全般、とかね。

思い当たるテーマが多いことでしょう(笑)。

彼らは、単独で環境トップですが、
それ以上に、既存テーマに混ぜても、良い感じにデッキを強化してくれるのを感じるはずです。

つまりはそういうことなのです。

今、遊戯王は環境を整備しているのだと思います。

私は、こういった全体が底上げされるインフレは大歓迎です。

どんなカードでも勝負できる時代が近づいているのは、
アニメごっこ遊びが原点の遊戯王にとって、非常に喜ばしいと思います。

そんなこんなで、11期。

エアプ(口が悪く済まない)はインフレで遊戯王終わった、と言いますが、
その実テーマ間のパワーは縮まってきていると感じます。

当然、トップはかなり強いですが、
カジュアルなテーマも、一昔前の環境クラスのパワーはあると思いますしね。

遊戯王のインフレは良いインフレ??インフレ=悪ではない:まとめ

結局何が言いたかったかというと、
インフレ=悪ではないよってこと。

上限のない、果てしないインフレは避けるべきだけど、
既存カードが引っ張り上げられるインフレは歓迎すべきですよ。

その辺、国内TCGトップをひた走る遊戯王が、
ここにきてその成熟ぶりを発揮しているのではないかと思います。

何より、デッキ作る側としては、非常に楽しいですからね。

というのも、今私はA・O・Jのデッキを考えていますが、
今のカードプールだと割と現実的にちょっと強い動きができるんですよ!

それに気が付いたとき、
遊戯王は素晴らしいTCGになったなあ、と思ったんですね。

ってことで、遊戯王のインフレを振り返りつつ、
良きインフレについての私の考えを書かせてもらいました。

皆さんは、今の遊戯王、どう思いますか?

一度考えてみると、より遊戯王が楽しくなると思いますよ!

では今日はこの辺で~。

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