【昔のカードで遊ぼう】1103環境で強いデッキを勉強する~その1~

前回は、1103環境のルールなど基本的なところを取り上げていきました。
まだ読んでないって方は、まずはそちらからどうぞ!

今回は、1103環境で活躍するデッキをご紹介。
ガジェットが頭一つ抜けている感はありますが、
ライオウや汎用罠のおかげで、割とデッキパワーに大きな差はない印象。

当時から遊戯王をやっていた方は、
昔握っていたデッキを改めて作って決闘してみるのも面白いですね。

私は、ちょうど2011年の夏ごろ遊戯王を本格的に始めたので、
当時のデッキたちは結構記憶に残ってます。

友人が買った代行天使ストラクに、私のドラグニティがボコボコにされて、
暗黒界ストラクでリベンジした思い出があります(笑)。

あの頃はシンクロ全盛期だったこともあって、
クェーサーが強かったし、それに刺さるライオウはマジでうっとうしかったな。

なんか懐かしくて楽しくなってきたし、
早速1103環境で一線級で活躍していた(している?)デッキを紹介&考察!

1103環境で活躍していたデッキたち

1103環境で行われた大会情報や、当時の記憶を辿ると
かなりのデッキタイプがありました。

ちょっと、一つの記事では収まらなかったので、
個人的に1103環境4強だと思うデッキを取り上げます!

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代償ガジェット

ガジェットが顔を出す環境は良環境、なんて言われた時期もありましたね。
この時期は、真面目に環境トップクラスでしたがね!

新しく登場したエクシーズと相性が良く、
血の代償というぶっ壊れカードの存在がガジェットを環境トップまで押し上げました。

この1103環境では、マシンナーズと組み合わせた『代償マシンガジェ』や
TGの展開力を借りた『TG代償ガジェ』が強かった記憶があります。

マシンガジェは、ランク4とマシンナーズ・フォートレスで攻めるシンプルな
強さがありました。

当時は、レベル8シンクロモンスターが結構主流でしたが、
打点はスターダスト・ドラゴンの2500ラインが基準。
2500を超えるモンスターがポンポン出てくることは少なく、
2500ラインを相打ちしつつ除去効果を発動できるフォートレスが強かった!

TGを混ぜたタイプは、シンクロを取り入れられました。
ストライカー+ガジェットで当時猛威を振るっていたブリューナクが!
ストライカー+ワーウルフ+ガジェットで最強シンクロトリシューラが!
とお手軽に強力シンクロを呼び出せて、マシンナーズ型にはない強みがありました。

当時、エクシーズは、ラインナップが乏しく、
ホープが強い!とされていたレベルですが、ガジェット的には全然OKでした。
2体並べるだけで2500打点が立つ時点で強くね?って評価。
時代を感じますね。

また、魔導戦士ブレイカーが強力であった時代なので、
効果を使い終わったブレイカーとエクシーズできる点で、
他デッキより親和性が高いものがあります。

ガジェットの弱点は、ライオウですが、
マシンナーズやブレイカーを採用することで、ライオウに対抗できます。

コツコツとアドバンテージを取っていき、
血の代償を引いたら、一気に仕掛けていく、という隙のなさ。

血の代償を破壊するサイクロンを温存しておかないと、まず勝てません。
特に9ガジェ構成だと、激流葬などを打っても即座にリカバリーされますので、
血の代償を破壊するほかありません。

サーチやリクルートの少ない時代に、
途切れることなくモンスターを供給できるガジェットは安定して強かったです。
安定しているということは、汎用罠をたくさん積めるということなので、
シンプルに相手を圧倒していけますからね。

1103環境は、間違いなくガジェットが中心でしょう。

TG代行天使

ストラクチャーデッキで強化された代行天使が、
エクシーズの恩恵を受けて環境トップにまで上り詰めました。

エクシーズがないころから強かったですが、
ガチガチガンテツの登場で、一気にトップメタへ。

余談ですが、当時スターターに入っていたホープより
ガチガチガンテツの方が高かったような記憶があります。
それぐらい、重宝されてたんですよ。ガチガチガンテツ(笑)

その強さを支えたのは、創造の代行者ヴィーナス。
ライフ500を払い、神聖なる球体(通常モンスター、レベル2)を
1ターンに1度制限もなく何体でも呼び出せました。

これにTGストライカーなどが絡むと、ガチガチガンテツ+レベル7シンクロ
といった展開が可能になりました。
しかも、その横にヒュペリオンまで出てくるからもうどうしようもない。

とにかく、破壊力では当時最強クラス。
多少事故っても、ヒュペリオンで押し切れるし、
アースというサーチ要因もいますしね。

先ほども言った通り、この時代はスターダスト・ドラゴンが現役。
2500ラインをほぼノーコストで超えていけるのに加え、
破壊効果まで持っているので、シンプルに止めるのが難しいカードでした。

代償ガジェのように、血の代償という1枚に頼らずに
爆発的な展開をできるので、上振れの安定感では
このデッキに張り合えるのはジャンクドッペルくらいでしょうね。

どんな相手とでも、安定して戦え、相手の攻めを受け止める横綱相撲が取れるデッキ。
1103環境のスタンダードなデッキタイプと言えるかもしれません。

墓地BF

今では中堅に落ち着いているBFですが、当時はかなり強かった!
厳密には1103環境より少し前の環境ですがね。

というのも、旋風が無制限の時期はマジで最強を突っ走っていたらしく、
どんなデッキであろうと、圧倒的な安定感と展開力でつぶしてきたそうです。

ですが、1103環境ではその中核を成す黒い旋風が制限カードに。
サイクロンなどで割られたらおしまいの上、核となるカードが1枚なので
安定感がガタ落ち。2枚旋風を張れなくなったのもきつく、
デッキとしてのパワーはかなり落ちました。

が、環境ぶっちぎりから、ただの環境トップに落ちただけで、その強さは依然健在。

ヴァーユを軸にした、墓地BFという形で環境に食い込みます。

現在でも希少な墓地シンクロを活用して、
打点要因からシンクロ素材まで、柔軟に確保できる点が強力でした。

墓地からなので、リソースを減らさずモンスターを展開できる点が強く、
また、墓地の枚数をある程度調整できるため、
強力な制限カード、ダーク・アームド・ドラゴンを使用できました。

シンクロで攻めつつ、隙を見て大量展開からのワンキル。
ゲイルの存在もあり、序盤の高攻撃力のモンスターも対処しやすく、
詰めのダムドはえげつない火力を誇りました。

とは言え、当時のほかのデッキに比べると扱いが難しく、
上手く回さないと安定しないため、上級者向けのデッキと言ったところ。

ウサギラギア

新システム、エクシーズを最大限活用したデッキがこのウサギラギア。

うさぎが入っているけど、やってることは全然かわいくない。
神の宣告内蔵エクシーズモンスター、エヴォルカイザー・ラギアを出しまくるデッキ!

何でも止められるエクシーズが、レスキュー・ラビット1枚から出てくる脅威。
とにかく、ラギアを立てて殴るだけで結構な圧力になりますしね。

ジュラック。グアイバという戦闘破壊をトリガーに自身をリクルートできる
恐竜族が湧きを固めていて、ラビットを引かなくても何とかなります。

その戦闘補助に禁じられた聖槍が採用されており、当時は聖槍結構高かった(´;ω;`)
1枚2000円とかザラで、ウサギラギアは結構値段の張るデッキだった記憶があります。

もしかすると、昨今の先攻制圧の原点となるデッキかもしれません。
とにかく、1枚止められるとほんとにきつかった。
どんなデッキも、召喚権を止められると何もできないことが多かったですし。

ラギアは2400とそこそこ打点も高く、着地を許すと
攻撃反応罠カードが薄いデッキではそのまま負けてしまうこともありました。

ただ、強力な分弱点も明確で、
レスキュー・ラビットを止めてやると、ほぼ機能停止に陥ります。
エフェクト・ヴェーラーが筆頭ですね。
(まあ、召喚時に打たないとラビット除外されちゃうので注意ですが。)

モンスターが少ないので、相手に先攻を取られて、
罠カードできっちり妨害されると立て直しがほぼ不可能なデッキでもあります。

構築難易度、プレイングともに、
現代遊戯王の感覚が大いに活かせるデッキなのではないでしょうか。

1103環境で活躍していたデッキたち:まとめ

今回紹介したデッキは、1103環境のtier1と言えるデッキたちです(個人的にね)。

当時もすさまじい強さを誇っていましたし、
並大抵のデッキでは相手にもならなかった記憶があります。

しかし、ウサギラギア以外は現代遊戯王のプレイングでは扱いにくいかなと。
先攻でやることのないデッキたちですし、それでいて制圧モンスターは少ないので、
先攻での動き方は1103流を学ばないといけない気がします。

反面、ラギアは今のデッキを回す感覚で使っていけるので、
私としては、まずラギアを握ってみようかな~って思います。

次点で墓地BF!当時憧れていたけど難しすぎて使いこなせずあきらめた記憶が!
今ならいけるはずだしぜひリベンジしたいですね。

ということで、1103環境で活躍するデッキ第1弾でした!
引き続き次回もデッキを紹介していくのでよろしく!!

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