【昔のカードで遊ぼう】遊戯王04環境のルールと遊び方

すんごい今更ですが、04環境をやりたくなりまして!

なんとなくでしかルールを把握していないので、
自分の勉強を兼ねて記事にまとめてみました。

既出感は否めませんけど、
私の感想など交えて、書き上げていきたいと思います!

遊戯王04環境とは??

なんでも、東京大学遊戯王サークル発案の対戦方法だそうです。
東大さん発案だけあって、お互いの知力を試すようなレギュレーションです。

最大の特徴は、ミラーマッチであること。
お互いに全く同じデッキを使用するというゲームになっています。
同じ条件で戦うという意味では、将棋やチェスに近いかもしれませんね。

デッキ構成は、04環境の名の通りで2004年までのカードを使用。
ルールも、2004年時のものを適用します。

後述で詳しく説明しますが、
先攻ドロー有りや優先権など、ゲーム性を変えてしまうレベルにルールが違います。
また、現在はエラッタされているクリッターなどは、
当時のテキストのままで使用します。

遊戯王04環境で使用するデッキレシピ

お次は、ルールの一つでもあるデッキレシピをご紹介。
これ以外のカードをデッキに入れることはできません!

※基本は一枚積み。カード名の後ろに枚数記載がある場合はその枚数を使用。

モンスター 19枚

・《キラー・スネーク》
・《お注射天使リリー》
・《魂を削る死霊》
・《イグザリオン・ユニバース》
・《異次元の女戦士》×3枚
・《同族感染ウィルス》
・《首領・ザルーグ》
・《ならず者傭兵部隊》
・《ブレイドナイト》
・《魔導戦士 ブレイカー》
・《霊滅術師 カイクウ》
・《天空騎士パーシアス》
・《人造人間-サイコ・ショッカー》
・《カオス・ソルジャー -開闢の使者-》
・《聖なる魔術師》×2枚
・《ファイバーポッド》

魔法 14枚

・《押収》
・《大嵐》
・《苦渋の選択》
・《強引な番兵》
・《強欲な壺》
・《心変わり》
・《増援》
・《光の護封剣》
・《抹殺の使徒》
・《ライトニング・ボルテックス》
・《サイクロン》
・《スケープ・ゴート》
・《強奪》
・《早すぎた埋葬》

罠 7枚

・《激流葬》
・《砂塵の大竜巻》
・《奈落の落とし穴》
・《炸裂装甲》×2枚
・《リビングデッドの呼び声》

デッキに投入されているカードのほとんどが、
禁止や制限に指定された経験のあるカードたちです!

現在では、解除されているものもありますが、
単体のカードパワーが高く、シナジーやコンボを狙う構築ではないです。
いわゆる【グッドスタッフ】に分類されるデッキですね。

ただ単にカードパワーの高いカードを採用しているように見えて、
絶妙にカード間での相性というか、対策が取られていますね。

強力なモンスターには罠カードで対抗。
それを読んで、サイコ・ショッカー。
サイコ・ショッカーを心変わりで奪って形勢逆転。
異次元の女戦士でサイコ・ショッカーを除去・・・etc。

こんな感じで、強いカードには対策が取れる手段を用意してあります。
強欲な壺も、ハンデスカードでアド差を取り戻せますし、
その逆も同じことが言えます。

非常に奥深いデッキ構築!流石東京大学遊戯王サークルさん!

強いカード=即使用では勝てなさそうですね~。

遊戯王04環境のルールは??

先ほど軽く説明しましたが、改めて。

遊戯王04環境が、現代と異なる点は3つ。

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1、デッキレシピ固定

これは先ほどの上で初回したレシピを使用します。
エクストラデッキやサイドデッキはありません。

ガチンコのミラーマッチです。

2、先行ドロー有り

今は廃止された先攻ドローが復活。
ハンデスカードも採用されているので、基本先攻有利。

対戦するときは3本先取とかにしないと、じゃんけんゲーになる可能性も。

3、優先権を行使しての起動効果の発動が可能

当時は、起動効果(開闢の除外効果やならず者の破壊効果等)を
召喚・特殊召喚成功時の効果のように扱えていました(厳密には違うけど)。

例としては、
開闢の使者特殊召喚
→特殊召喚成功時に激流葬を発動された
→優先権を行使して、開闢の使者の除外効果を発動
→激流葬の効果解決、開闢の使者破壊
といった感じです。

まあ、起動効果を召喚誘発効果みたいに使えるってことですね。
大事なテクニックですので、04環境ではしっかり使っていきたいところ。
現代遊戯王では、相手ターンでも発動できる系の効果しか、
この使い方はできませんのでご注意を!

遊戯王04環境の楽しみ方。実は遊戯王初心者におすすめ?

当然、現代遊戯王をバリバリやっている人にとっては、
自身のプレイングや読みを鍛えるという意味でも、楽しいものでしょう。

が、実は私の感想としては、
初心者へ向けた『遊戯王の入り口』として素晴らしいものではないかなと。

私の周りにも遊戯王に興味はあるけど、
ルールを理解できずに参入できないって人が何人もいます。

これ以降は、そんな友人を抱えている私のようなYPへ向けた記事になります。

04環境が初心者に向いている理由:デッキ構築の手間がない

まず、デッキが決まっているので、構築を考える必要がない。
ぶっちゃけ、初心者の一番のハードルはデッキ構築でしょう!
ここがなくなるのもでかい。

普及として考えると、既存プレイヤーにとっては、
04環境のデッキを用意するのは簡単ですよね。
ほとんどが安価で入手できますし、昔からやっている人なら
家のストレージをあされば完成してしまうかもしれません。

ある意味、使わないカードですから、
初心者へのプレゼントにもなりますよね。

このレギュレーションで遊戯王に慣れてから、
ちょっとずつデッキを今風にしていけばデッキ構築もやりやすいかも。
(例えば、禁止カードをパンクラトプスやなどに変えていくなど)

04デッキ→現代グッドスタッフ→テーマ採用グッドスタッフ…
みたいに変遷していけば、自然と現代遊戯王まで馴染みやすいかも。

04環境が初心者に向いている理由:とっつきやすい

初心者がいきなり現代遊戯王のデッキを回そうと思うと、
カード間のシナジーが多すぎて、デッキのカードをすべて覚えないと
決闘すらままならない、なんて状況になるじゃないですか。

でも、04環境は良くも悪くも一枚で完結しているカードたち。
展開ルートなんてないので、初心者でもルールを覚えればいきなり使えます!

YPなら、友人にデッキの回し方を説明すると、
『覚えること多すぎて無理や』って言われた経験あるのでは?

でも、04環境ならそんなことないですね!
『とりあえずカードのテキスト見ながらやってみ』でOK。

どうやったら勝てるのか?などは、
それこそやってみてからですし。

あと、お互いにミラーマッチだから、
初心者でも引き次第では経験者に勝つ可能性もありますね。

手加減されての勝ちではなく、お互いに全力でやって
いきなり良い勝負ができるって点も、04環境の良いところかもしれません。

04環境が初心者に向いている理由:プレイングが学べる

将棋やチェスみたいなボードゲームをやっていると、
1:2交換の重要性はすぐに理解できると思いますが、
そうでない人に説明しても、最初は『??』ってなりますね。

だからこそ04環境です!

例えば、激流葬で相手のカードを3枚くらい破壊すればお得。
こちらは1枚で相手は3枚の損。
初心者も、最初は分からなくても、2回3回と繰り返すうちに、
無意識に『もうちょっとモンスター並んだら使おうかな』って思うはず。

それこそまさに、アドの概念!
その発想でプレイできれば、上達も早いですよね。

また、ミラーマッチだから、
『このカードは、相手があれ使ったら使おう』など
無意識に対策を取るようになりますよね。
その意識は、現代遊戯王でも通ずる最も大切なプレイングの基礎。

カードを使うタイミングを見極める、は
TCGにおいて、基本であると同時に最大の奥義でもありますから。

それに、新しいカードに触れても、
例えば『ああ、開闢みたいなカードね、ハイハイ』と
04環境の経験を元に、大雑把に使い方を理解できるようになります。

そうして、04環境で学んだプレイングの基礎を、
徐々に最新にアップデートしていける。
これは、現代遊戯王から入った方にはない強みでしょうね。

遊戯王04環境:まとめ

ということで遊戯王04環境まとめでした。

プレイングを見直したい勢や、初心者への遊戯王普及用のレギュレーションなど、
いろんな可能性を秘めたレギュレーションだと思います。

この記事を書いている最中に、
家のストレージを漁って2デッキ分作りました!

遊戯王やりたいって言ってた変わり種の嫁に勧めてみようと思います。

次回は、嫁と04環境やった感想を書きたいなと思います!

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