今日はマスターデュエルの制限改訂について!
この記事では緩和されたカードとデッキについて、
私と一緒に詳しく見ていくよ!!
8月21日にマスターデュエルのリミットレギュレーションの改訂が発表されました!
前回の規制編に引き続き、今回は緩和されたカードを一緒に確認していきましょう!
また、追加で発表された《M.X-セイバー インヴォーカー》についても、この記事で一緒に確認します!
それでは早速参りましょう!!
9月1日適用のリミットレギュレーション(全容)
8月21日に発表されたよ!
今回はかなり大掛かりな内容かも!!
9月1日適用のリミットレギュレーション
⚪︎禁止カード
・No.86 H-C ロンゴミアント
・古衛兵アギド
・究極幻神 アルティミトル・ビシバールキン
・ブロックドラゴン
・ティアラメンツ・メイルゥ
⚪︎制限カード
・烙印融合
・隣の芝刈り
・古尖兵ケルベク
・スプライト・ジェット
・鬼ガエル
⚪︎準制限カード
・焔征竜-ブラスター
・強欲で金満な壺
・竜剣士ラスターP
⚪︎枚数制限が解除されるカード
・天底の使徒
・エンシェント・フェアリー・ドラゴン
・宵星の騎士ギルス
今回はマスターデュエル史上でも類を見ないほどの大規模な改定になりました。
特に規制されたカードの枚数が非常に多く、現環境デッキの大半は何らかの規制を受けています。
今回は緩和されたカードを禁止カードから順に見ていきます!
禁止カード→制限カード
8月21日とは別タイミングで1枚だけ発表されたよ!
謎タイミングだったけど、テーマによっては嬉しい1枚!!
M.X-セイバー インヴォーカー
エクシーズ・効果モンスター ランク3/地属性/戦士族/攻1600/守 500 レベル3モンスター×2 (1):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。 デッキから、戦士族または獣戦士族の、地属性・レベル4モンスター1体を守備表示で特殊召喚する。 この効果で特殊召喚したモンスターはエンドフェイズに破壊される。
ついに帰ってきた!マドルチェ・謎のおじさん!!
謎に包まれたX-セイバーのランク3エクシーズです。
その正体は行方不明になっていた《X-セイバー ソウザ》!(ネタバレ)
1ターンに1度、地属性・戦士族or獣戦士族・レベル4モンスターをリクルートする効果を持ちます。ビックリするくらい効果範囲が広いですね!、これが縛り無しランク3とは凄い…!
このカードで《H・C エクストラ・ソード》をリクルートして、《機甲忍者ブレード・ハート》をX召喚。ブレハの3200打点×2+インヴォーカーの1600打点でワンキルする「インヴォーカーブレード」と呼ばれるコンボはあまりにも有名です!
ランク3であるインヴォーカーが出しやすく、上記コンボ以外にも《マドルチェ・メッセンジェラート》にアクセスできることから【マドルチェ】ではよく使用される1枚でした。
かわいい女の子と小動物達に挟まる謎のおじさんとして有名になったのはこのためです!
かなり強力なカードだったのは間違いないですが、環境レベルではあまり活用されなかったので、規制の網からは逃れていました。
しかし、《ファイアウォール・ドラゴン》(エラッタ前)による無限ループが発見されてから、《アマゾネスの射手》リクルート要員として活用され、ファイアウォールの余罪的な感じで2019年に禁止指定を受けます。
今回は4年の時を超えて、OCGの規制に合わせてエラッタ無しで無事釈放となりました!
謎のおじさんとして有名だった【マドルチェ】には正直もう枠が無さそうですが…【ヒロイック】、【コアキメイル】、【六武衆】など、地属性戦士or獣戦士族がキーカードなデッキで今後は幅広く使われていきそうです。
特にこのカードが居なければ構築不可レベルだった【C(チェーン)】や《No.86 H-C ロンゴミアント》禁止の穴埋めができる【ヒロイック】には非常にありがたい緩和ですね!!
制限緩和で影響を受けるデッキ
【ヒロイック】など地属性,戦士族or獣戦士族レベル4を軸にするテーマ全般
制約ゆるゆるの効果だから、
エラッタ無し釈放は正直かなり意外かも!
制限カード→準制限カード
ここの緩和は2枚!
どっちも幅広く使われるカードだからありがたいね!
焔征竜-ブラスター
効果モンスター 星7/炎属性/ドラゴン族/攻2800/守1800 このカード名の(1)~(4)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。 (1):手札からこのカードと炎属性モンスター1体を墓地へ捨て、 フィールドのカード1枚を対象として発動できる。 それを破壊する。 (2):ドラゴン族か炎属性のモンスターを自分の手札・墓地から2体除外して発動できる。 このカードを手札・墓地から特殊召喚する。 (3):このカードが特殊召喚されている場合、相手エンドフェイズに発動する。 このカードを手札に戻す。 (4):このカードが除外された場合に発動できる。 デッキからドラゴン族・炎属性モンスター1体を手札に加える。
4征竜緩和の日も近いか!?、2014年以来の征竜準制限カード!
マスターデュエルではOCGよりも早く制限復帰していた1枚!
2014年環境を荒らしまわった4征竜の1枚で、その中でも最も高い攻撃力を誇るのがこのカード!【征竜】ではランク7エクシーズの素材としてだけでは無く、アタッカーとしても活躍していたカードです。
①の効果は汎用性が高い除去効果で、【征竜】では厄介なメタカードの除去担当でもありました。この効果と特殊召喚効果は炎属性デッキでも使えるので、実家以外に炎属性デッキで幅広く使われてきたカードです。
しかし、固有効果が《おろかな埋葬》,《死者蘇生》な《瀑征竜-タイダル》,《巌征竜-レドックス》と比べると、単なる単体除去でしかないこのカードの危険性はそれほど高くありません。同じく制限だった《嵐征竜-テンペスト》と比べても、2枚になった時のメリットがさほどでも無いので準制限に緩和されたのでしょう。
準制限への緩和は、このカードを採用していた炎属性デッキとドラゴン族デッキの双方にとって、かなりありがたいことです。特に④の効果で2枚目のこのカードをサーチするという、過去の【征竜】を彷彿とさせる動きが可能になりました。
ドラゴン族デッキでは《嵐征竜-テンペスト》と合わせて活用していきたいところです。炎属性デッキでも活用の幅が増えますので、【インフェルノイド】や【転生炎獣】では採用枚数を増やしていくのも良いでしょう!
準制限緩和で影響を受けるデッキ
【ドラゴンメイド】などのドラゴン族テーマ全般
【インフェルノイド】などの炎属性テーマ全般
征竜にも緩和の波が…!
この調子で行けば、4征竜全員釈放も夢じゃ無いかも!?
竜剣士ラスターP
ペンデュラム・チューナー・効果モンスター 星4/光属性/ドラゴン族/攻1850/守 0 【Pスケール:青5/赤5】 (1):1ターンに1度、もう片方の自分のPゾーンにカードが存在する場合に発動できる。 そのカードを破壊し、そのカードの同名カード1枚をデッキから手札に加える。 【モンスター効果】 このカードを素材として、「竜剣士」モンスター以外の融合・S・Xモンスターを特殊召喚する事はできない。
Pのセルフ破壊コンボの立役者!ついに準制限カードに!!
モンスター効果はデメリットしか書いていませんが、本命はペンデュラム効果です。P効果によりPゾーンを開けつつサーチが可能なので、1ターンに1度のペンデュラム効果を再び発動することができます。
破壊された場合の効果を持つ、《解放のアリアドネ》などを破壊すればその効果を発動可能で、あの(皆さんご存知)禁止カード、《Emヒグルミ》とは相性抜群で【EMEm】では悪さをしていた1枚!
Pモンスターは破壊された後にエクストラデッキに送られるため、P召喚で再展開可能な点もPデッキとは相性が良く、このカード以降はPデッキと言えばセルフ破壊ギミックという1つの時代を作ったカードでもあります。
スケールが5と中途半端ですが、上スケールとするならばレベル4が出せる点は優秀です。
本家である【竜剣士】では唯一のチューナーであり、P効果で《竜剣士イグニスP》などを破壊しつつアドの確保や、《爆竜剣士イグニスターP》や《剛竜剣士ダイナスターP》の素材として、八面六臂の活躍を見せるカードです。
元々《デュエリスト・アドベント》,《超天新龍オッドアイズ・レボリューション・ドラゴン》でサーチ可能だったため、制限カードながら手札に持ってくるのはさほど大変では無かったカードですが、純粋に枚数が増えるのは嬉しいところでしょう!
ラスターPの枚数が増えたことにより、《竜呼相打つ》を更に強く使えるようになった点も見逃せません!!
8月10日実装のセレクションパック,レイジ・オブ・カオスで、【竜剣士】が大幅にパワーアップしたため、販促のために緩和されたと予想されます。
本家の【竜剣士】だけでなく、【魔術師】,【EM】など幅広いPデッキで活用可能なカードなので、是非投入枚数を増やししていきたいところです!
準制限緩和で影響を受けるデッキ
【竜剣士】などのペンデュラムテーマ全般(【魔界劇団】など一部テーマを除く)
Pデッキでは出番の多いカードだから嬉しいね!
素材として使いやすくなったのも見逃せない!!
枚数制限が解除されるカード
3枚あるけど、実質2枚かな?
この2枚が無制限になるのは時代を感じるなあ…
天底の使徒
通常魔法 このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。 (1):EXデッキからモンスター1体を墓地へ送る。 その後、墓地へ送ったモンスターの攻撃力以下の攻撃力を持つ、 「ドラグマ」モンスターまたは「アルバスの落胤」1体を自分のデッキ・墓地から選んで手札に加える。 このカードの発動後、ターン終了時まで自分はEXデッキからモンスターを特殊召喚できない。
《おろかな重葬》《ゲール・ドグラ》の立場、どこへ!
文句なしに強いカードです。「ドラグマ」モンスターをサーチするついでに《旧神ヌトス》で相手フィールドを荒らしたり、《灰燼竜バスタード》でサーチ枚数増やしたりと、11期の黎明期には大暴れしていました。
《おろかな重葬》と《ゲール・ドグラ》はコストが非常に重いにも関わらず、このカードとほぼ同じ効果でサーチまでついてくるあたり、かなりのパワーカードだと言っていいでしょう。各々独自の利点はあるので上位互換とは言えませんが…
長い間制限に留まっていたカードなのですが、EXデッキからモンスターを特殊召喚できない制限が割と重く見られたのか、前回の大型改訂で準制限になり、今回でOCGと同じく無制限となりました。
「ドラグマ」関連カードながらその名称を持たないので、枚数が増えることによって手札に引き込みやすくなる点は嬉しいところです。更に、マスターデュエルでは既に《共命の翼ガルーラ》が実装済みなので、OCGよりもこのカードを強く使えるようになっています。
ガルーラを墓地に送り《教導の大神祇官》をサーチすると、1ドローしながら特殊召喚できます。更に、大神祇官で《虹光の宣告者》ともう一枚を落として相手のEXを削りつつ、儀式モンスターor儀式魔法を手札に加えるというコンボが可能です!
【ドラグマ】関連デッキだけで無く、儀式テーマ全般で強く使っていけるコンボなので、無制限化によって恩恵を受けるデッキはかなり多そうですね!!
無制限緩和で影響を受けるデッキ
【ドラグマ】およびその関連デッキ
儀式テーマ全般
1枚でめっちゃアド取れるカードだね!
儀式デッキに追い風なのはいいところ!
エンシェント・フェアリー・ドラゴン
シンクロ・効果モンスター 星7/光属性/ドラゴン族/攻2100/守3000 チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上 このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。 (1):自分メインフェイズに発動できる。 手札からレベル4以下のモンスター1体を特殊召喚する。 この効果を発動するターン、自分はバトルフェイズを行えない。 (2):自分メインフェイズに発動できる。 フィールドゾーンのカードを全て破壊し、自分は1000LP回復する。 その後、破壊したカードとはカード名が異なるフィールド魔法カード1枚をデッキから手札に加える事ができる。
龍可のエースカード、ついに完全復帰!
フィールド魔法のサーチ効果にターン1制限が付いていなかったことが原因で、5年ほど禁止カードだった1枚です。5D’sのシグナー竜の1枚なのにね…
効果にターン1制限が付けば帰ってこられるだろうと言われ続け、5年経った2023年の初頭に言われた通りのエラッタで制限復帰し、マスターデュエルでもすぐにエラッタされて制限復帰しました。
エラッタされましたが、バトルフェイズを放棄してレベル4以下のモンスターを手札から展開する効果はそのまま。同名カードターン1制限こそ付きましたが、フィールド魔法を破壊して別のフィールド魔法をサーチする効果は健在です。
エラッタ後も《竜の渓谷》や《ユニオン格納庫》など、フィールド魔法がキーカードのテーマに採用されている実績があります。
しかし、EXデッキのモンスターであり、基本的に1枚しか採用されないので、今回の緩和の影響は無さそうです。
これで龍可デッキの強化に障害が何も無くなったので、5D’s時代から何かと不遇な彼女に強化の波がくると嬉しいのですが…!!
無制限緩和で影響を受けるデッキ
特に無し
やっと無制限!長かったね!
龍可デッキの強化お待ちしてます!
宵星の騎士ギルス
効果モンスター 星4/闇属性/機械族/攻1800/守 0 このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。 (1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。 デッキから「オルフェゴール」カードまたは「星遺物」カード1枚を墓地へ送る。 このカードと同じ縦列に他のカードが2枚以上存在する場合、 さらにこのターン、このカードをチューナーとして扱う。 (2):自分フィールドに他のモンスターが存在しない場合に発動できる。 お互いのフィールドに「星遺物トークン」(機械族・闇・星1・攻/守0)を1体ずつ守備表示で特殊召喚する。
帰ってきたメカニーサン!
1枚で墓地肥やしと展開補助をこなすという誰がどう見ても強いパワーカードです。流石妹を救うこと以外はなんでもできる男だ…
何故か(OCGストーリーと合わせたんでしょうけど…)チューナーになれる効果も持つので、《水晶機巧-ハリファイバー》が生きていた時代は1枚でトンデモ盤面を作成可能でした。
展開効果は相手の場にトークンを送りつけてしまいますが、《レプティレス・エキドゥーナ》のトリガーにするなど、コンボに使えます。また、手札から《無限泡影》を使えなくなるのは無視できないメリットで、相手が手札に握っていた場合はこのカードに使わざるを得ません。
このカード以外の「オルフェゴール」モンスターは墓地で発動する効果ばかりなので、テーマとの噛み合いも最高です。《終末の騎士》と《ダーク・グレファー》が規制を受けた直後にこんなカードが出たので、【オルフェゴール】そのものにヘイトが溜まったのは言うまでも無いでしょう。
しかも、効果に一切制約が掛からないので、出張セットとして駆り出されることになりました。よって、登場から割と早い段階で制限カード指定を受けます。
何気に墓地肥やし効果が「星遺物」カードにも対応していたので、星遺物関連テーマで幅広く使われていました。制限カード化で【オルフェゴール】だけで無く関連テーマ全般が被害を受ける結果に…
前回の大型改訂で準制限に指定されており、特に【オルフェゴール】他が環境で目立った活躍をしていなかったため、今回の無制限化に至ったと思われます。最近のインフレ怖いなあ…
これで【オルフェゴール】はOCGでも前人未踏のフルパワーとなるので、今後の環境での活躍に期待したいところです。
また、「星遺物」関連デッキやオルフェゴールがよく出張する【ギミック・パペット】にとっても嬉しい緩和ですね!
無制限緩和で影響を受けるデッキ
【オルフェゴール】およびその関連デッキ
「星遺物」関連テーマ(【ジャックナイツ】,【クローラー】など)
ニーサンが無制限とは凄い時代になったなあ…
個人的には【ギミパペ】強化になるのが嬉しい!
総括と次回予告
今回は規制緩和された6枚を紹介したよ!
召喚法や属性に関するカードが多かったから、色々なデッキに恩恵があるのは嬉しいね!
次回はマスターデュエルの現環境を解説予定!!
ということで、マスターデュエルの規制緩和の内容を詳しく解説しました!
それじゃ今日はこの辺で!
ではでは!