かつての汎用カードたちはどこへ消えたのか

今更な話題ですけど、かつての強力汎用カードたちはどこへ行ったのか、ですね。

制限カードだったブラックホールや神の宣告、に現役制限カードの死者蘇生など、
一枚で戦局を変えられるパワーを持っていたのに、今ではほとんど使われていません。

10年前は、引いたらあれほどうれしかったのに、
今では、引くとよほどタイミングが良くないと『今はいらんな~』と思ってしまう。

そんな彼らがなぜ使われなくなったのか、ちょっと考えたいと思います。

汎用カードたちはなぜ使われなくなったか:テーマ全盛時代、シナジーの薄さが致命的

今や、デッキタイプは基本テーマで固まていますね。

GX時代あたりから、遊戯王はそういうTCGですよね。
テーマデッキ以外で新たなアーキタイプが登場することは当分ないでしょう。

やはり、テーマで固まるってことは、
カード間のシナジーを使ってデッキを回すのが基本。

カードAを使うと、Bをサーチできて、Bを出すとCをリクルートして~、
とシナジーの連続でアドバンテージを獲得していくのが現代遊戯王。

そんな中で、ブラック・ホールや激流葬などは、
強力であることには変わりないけど、デッキを回すことに貢献はしない。

逆に回転を止めてしまう不純物になるんですよね。

汎用カードたちはなぜ使われなくなったか:エクストラデッキのモンスターが優秀過ぎた

また、汎用エクストラの連中が、制限カード並の効果を持っているケースもありますね。

アーゼウスなんかが良い例ですね。

効果もブラックホールの上位互換みたいな感じですし。

激流葬やミラーフォースも、同じくアーゼウスに役目を取られますね。

エクストラのカードは、条件がそろえば使えるので、
サーチ手段が乏しい汎用カードたちよりも、扱いやすいです。

結局はそこなんでしょうかね。

サーチできない。

逆にサーチできれば使われるんでしょうか??

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サーチできれば使われそうな汎用カードは??

ちょっと脱線して、サーチ前提で汎用カードを見てみます。

使われそうなのは、

神の宣告

死者蘇生

おろかな埋葬

サンダーボルト

ワン・フォー・ワン

この辺ですかね??

ワン・フォー・ワンは割と使われていますけど、
サンダーボルトが自由にサーチできたらそこそこ使われると思います。

あとは、神の宣告とか。
まあ、今もよく見かけますし、制限ですらないですけど、
自由にサーチできれば、神の宣告は制圧札として環境クラスでしょうね。

流れの中で、ついでに拾って使える、ってレベルなら、
これらのカードも使われそうですね。

・・・、というか改めて効果を見てみると、
そんなにカードパワー高いわけでもない(笑)。

これがインフレか・・・。

汎用カードたちはなぜ使われなくなったか:盤面干渉がメインで、アドが取れないから

基本多くの汎用カードで言えるけど、
特定の領域に干渉するだけで、自分の手札を増やすようなカードがないです。

おろかな埋葬など、一部を除いて、
使うと手札が減ります(当然ですが)。

が、現代遊戯王ではこれは致命的。

使って後続につなげれないのなら、
ディスアドといっても差し支えないレベルまで来ていますから。

相手も、サンダーボルト打たれたくらいでは、立て直しも容易です。

相手の損失ではなく、自分のアドバンテージ。

現代遊戯王はいかに、そこを確保するかです。
相手を攻めるのは、自分のリソースを確保しきってからか、
展開のついでに除去を打つってレベル。

汎用カードが使われないのは、そこの壁を越えられないからなんでしょうね。

汎用カードたちはなぜ使われなくなったか:まとめ

いつも、自分のストレージ見ていて、
ブラックホールとか使おっかな~、って思っていたんですけど、
毎回デッキに入らない。

なんでなんだろう、と思って改めて考えてみましたが、
まあ、至極当然の内容ですね。

サーチできない、エクストラデッキで効果を代用できる、インフレで効果が相対的にしょぼい

と、3重苦。

おそらく、初期のハンデス三種の神器なんかも、
解禁しても勝敗は変わらない気がしますね。

まあ、手札誘発を抑えられるのは強いですが、
その分、自分のデッキの回転が弱くなるだけですしね。

初期の強力カードが、時代を経てしょぼくなるって、
ほかのTCGだとあんまりない現象ですよね。

MTGとかパワー9は最強ですし。

そう考えると、遊戯王というゲームのインフレがいかにすさまじいか、がわかりますね(笑)。

とまあ、やはり色んな背景があって制限カードは使われないんでしょうね~。

それでは今日はこの辺で~。

バイバイ!

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